■第19回アジア競技大会中国 杭州(2日、大会9日目)

陸上の男子110mハードルで高山峻野(29、ゼンリン)が13秒41(-0.4m)で金メダルを獲得。隣を走るヤクブ・アルユーハ(30、クエート)と着差なし、同タイム。二人の金メダリストが誕生する珍事での快挙を達成した。

レースは中盤から抜け出した8レーンの高山と、7レーンのアルユーハの一騎打ちに。写真判定が行われたが、着差なしで同タイムとなり、二人が金メダルを獲得。結果が出る間、祈るような表情で電光掲示板を見つめた高山は、結果を確認すると笑顔に。アルユーハと抱き合ってお互いを称えた。

髙山は「後半バランス崩してしまったので追いつかれたので、個人的には納得いかなかったんですけど、まずは優勝できてよかったです。映像見るまではさされたなと思ったんですけど、映像を見て勝ったなと思った」とレースを振り返った。

4レーンの石川周平(28、富士通)は、13秒63で5位だった。

【男子110mH結果】
金 ヤクブ・アルユーハ(クエート)13秒41
金 高山峻野(日本)13秒41
銅 徐 卓一(中国)13秒50