走行中の新幹線の車内で刃物2本を持ち歩いた男に、山口地裁は2日、懲役5か月の実刑判決を言い渡しました。

住所不定・無職男(27)は今年7月、熊本駅から博多駅へ走行中の新幹線の車内で、刃体の長さ15.5センチほどの包丁1本と、12センチほどのナイフ1本を両手に携帯しました。

山口地裁で開かれた判決公判で、安達拓裁判官は「人を複数殺して死刑になろうという、短絡的で身勝手な動機で犯行に及んだ」と指摘。「刑事責任を軽くみることはできない」として、懲役5か月の実刑判決(求刑懲役6か月)を言い渡しました。