■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間2日、大会9日目)
バドミントンの個人戦が2日に始まり、男子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの1回戦が行われた。男子ダブルス世界ランク6位の保木卓朗(28、トナミ運輸)/小林優吾(28、トナミ運輸)は同42位インドのM.R.アルジュン(26)/D.カピラ(23)が試合途中で棄権したため勝利、2回戦進出を決めた。
保木、小林の“ホキコバ”ペアは第1ゲーム、序盤から連続得点でリードを奪う展開となる。しかしインドのアルジュンの動きがおかしいことに審判が声をかける。プレーは再開され、日本が11点目を先取し、インターバルをむかえる。そして13-3の場面でインドペアが棄権を申し出て、ホキコバの2回戦進出が決まった。
男子ダブルスは1970年バンコク大会で本間順次/栂野尾昌一が獲得した銀メダルのみ。
直後に行われ男子ダブルス17位の古賀輝(29、東日本電信電話)/齋藤太一(30、東日本電信電話)は韓国の世界王者・カン・ミンヒョク(24)、ソ・スンジェ(26)と対戦。第1ゲーム、序盤に6連続失点されるなど追いかける展開となるが終盤に5連続得点。2点差に詰め寄るったが振り切られて18-21で先取される。第2ゲームも序盤で連続得点を許し、そのまま逃げ切られストレート負けを喫した。
男子シングルスでは前回、銅メダルで世界ランク12位の西本拳太(29、ジェイテクト)が同ランク318位、ネパールのP.ダハル(19)にストレート(21-12、21-7)で勝利し2回戦進出。
混合ダブルスでは世界ランク18位の篠谷菜留(29、東日本電信電話)/山下恭平(24、東日本電信電話)が香港の同ランク25位のゴ・シニュウ(25)/リ・シンキ(29)に2-0(18-21、14-21)のストレートで敗れた。東京五輪銅メダルの東野有紗(27、BIPROGY)/渡辺勇大(26、BIPROGY)は第2シードのため2回戦からの登場となる。