帝国データバンクによりますと、愛媛県四国中央市に本社を置き、バイオ事業を手がける「ユーグリード」が9月29日に事業を停止し、自己破産の準備に入ったということです。
同社は2021年10月に設立、大学からユーグレナ(ミドリムシ)の特異株と培養技術の提供を受け、その成分から、材料を均一に混ぜ合わせる「混錬材」として多様な用途が見込める新素材「パラミロンナノファイバー(PNF)」を作ることに成功しました。
PNFは天然由来のプラスチック強化繊維として注目され、大手素材メーカーやスポーツメーカー、タイヤメーカーなどにサンプルを提供し、量産に向けた体制強化に取り組んでいましたが、2022年10月期はサンプル提供のみで売上がなく、約1億円の赤字決算。
今期に入り数社との取引が始まりましたが、経費を賄えるほどの売上に至らず苦しい資金繰りが続きました。
そのため、大手プラスチック加工メーカーなどからの出資や補助金などでしのいでいたものの、計画通りの売り上げが見込めず事業の継続を断念したということです。
負債は約4億円の見込みです。
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