■第19回アジア競技大会中国 杭州(1日、大会8日目)
陸上の女子100mハードルで田中佑美(24、富士通)が13秒04で3着で銅メダルを獲得した。青木益未(29、七十七銀行)は13秒34で5着だった。
フライングにより、仕切り直しとなったレース。一度失格を言い渡された選手が再びスタートラインに立つなど、混乱の中のスタートとなった。
8レーンの田中は持ち味の後半伸ばす走りで4着。前回大会5位の青木は中盤失速し13秒34の6着だった。フライングにより一度は失格のカードが出された吴 艷妮(26、中国)は2番手でゴールしそのまま2着と電光表示板に表示されたが、その後、不正スタートのため失格に。2位以下の選手が繰り上がり、田中が銅メダル、青木は5位となった。
長時間待たされることとなり「集中力を切らさないように努めていた」と田中。「スタート前の待つ時間は長かったが予選より集中できた」と振り返った。
青木は「思い切りいくしかないと思っていた。思っていた以上に動けなかった」と唇を噛んだ。