■第19回アジア競技大会中国 杭州(1日、大会8日目)

陸上の男子3000m障害決勝に出場した青木涼真(26、Honda)が8分23秒75で銀メダル、砂田晟弥(21、プレス工業)が銅メダルを獲得。日本勢2人が表彰台にあがった。

7月のアジア選手権では日本勢36年ぶりの金メダルを獲得し、8月の世界陸上ブダペスト大会では決勝の舞台を経験した青木が、序盤から先頭集団でレースを引っ張っていった。砂田晟弥(21、プレス工業)も6位に付けて勝負どころを見極めた。残り3周で先頭のA.M.サブレ(29、インド)が早めに仕掛け、青木は離されたが、残り1周で3位・青木が2位の選手を捕らえた。青木は8分23秒75で2002年釜山大会の岩水嘉孝以来、21年ぶりの銀メダルを獲得した。

7月のアジア選手権で3位に入った砂田は粘り強い走りで着実に順位を上げていき、8分26秒47で3位、銅メダルを獲得した。

レース後、青木は「ハイペースは予想していたが、1000m付近でいっぱいいっぱいになってしまった。まったく良いところのないレースになった」と反省していた。

※写真は青木涼真選手