ホーバークラフトの納入が遅れことを受けて、イギリスの製造会社が大分県に対して、1291万円の賠償金を支払っていたことが明らかになりました。

これは29日に開かれた県議会の総務企画委員会で県が報告したものです。

大分県は大分空港の海上アクセス整備事業でイギリスの製造会社から3隻のホーバークラフトを購入。このうち、1番船の「Baien」は7月20日が納入期限でしたが、動作確認の試験中に機体を浮かせるためのリフトファンが破損したため、9月8日に納入されていました。

これを受けて、県は9月12日に50日分の遅延賠償金として1291万円あまりを請求しました。製造会社はすでに賠償金を支払っているということです。

一方、2番船の「Banri」は8月31日に船体が完成し、9月20日にイギリスから輸送が開始されています。しかし、納入は期限の10月12日には間に合わず、11月下旬ごろまで遅延する見通しです。