市役所の職員などをかたる男からのうその電話で、山口県下関市の60代の女性が現金約50万円をだまし取られました。

長府警察署によりますと9月27日午後0時半ごろ、下関市に住む60代の会社員女性の家の固定電話に、下関市役所介護保険課の職員をかたる男から電話があり、「2017年から2020年の間の介護保険料の還付金がある。還付手続きは銀行でもできる」などと言われました。

その後、金融機関のコールセンターを名乗る男からも電話があり、「ATMで手続きできる。ATMに着いたら電話をかけて」などと言いました。

話を信じた女性は市内の金融機関のATMに行き、コールセンターを名乗る男から指示されるままに現金約50万円を指定の口座に振り込みました。

女性がATMで携帯電話を使っていたことに気づいた金融機関の職員が声をかけ、だまし取られたことが分かりました。

警察は「還付金がある」「ATMで還付金の手続きができる」などの電話は詐欺を疑い、警察や家族に相談するよう呼びかけています。