■アジア大会 4日目(27 日・中国 杭州アクアティクスセンター)

競泳・女子100m平泳ぎは、前回大会(2018年ジャカルタ)銀メダルの青木玲緒樹(28、ミズノ)が1分06秒81で金メダルを獲得。前回女王の鈴木聡美(32、ミキハウス)が1分06秒95の銀メダルで続き、日本勢が2大会連続ワンツーフィニッシュを果たした。

50mは鈴木がトップで折り返した。100分の9秒差で青木が続き、レースは後半へ。両者譲らず、今度は青木が前に出たが、ラストで鈴木が猛追。最後はタッチの差で青木が逃げ切った。前回大会と順位が入れ替わる形で、2人が2大会連続でのワンツーフィニッシュとなった。

レース後「とにかく自分の泳ぎをしようと思って自分のレースに集中して臨めました。優勝をまさかできると思ってなかったんですけど、しっかり最後のタッチまで持ってる力を出せたかなと思います」と喜びを語った青木。

銀メダルの鈴木は「私も決勝(タイムを)あげるつもりでもちろん臨んだんですけど、あげる泳ぎ方っていうのをもう少し研究した方がいいなという反省の大きいレースでしたね」と振り返った。

女子100mバタフライでは相馬あい(26、ミキハウス)が57秒57で銀メダルを獲得した。

■鈴木聡美(すずき・さとみ)
1991年1月29日生まれ、身長168.5cm。福岡県遠賀郡出身。
ロンドン五輪100m平泳ぎ銅メダリスト。アジア大会には2010年から出場。これまで金4つ、銀1つ、銅2つを獲得している。
今年7月に地元福岡で行われた世界選手権100m平泳ぎで決勝進出。8位に入賞した。

■青木玲緒樹(あおき・れおな)
1995年2月24日生まれ、身長167cm。東京都出身。
50m、100m平泳ぎの日本記録保持者。東京五輪100m平泳ぎ予選敗退。