踏切内での列車と車の事故をなくそうと高知県南国市で、JR四国の職員や警察官が安全通行を呼びかけました。
この取り組みは、「全国交通安全運動」に合わせて4年ぶりに行われました。参加したのはJR四国の職員や警察官らおよそ20人です。高知県南国市のJR土讃線「長岡踏切」で走行する車に、一時停止や左右の確認を呼びかけていました。
JR四国によりますと、県内では8月末までに、佐川町と高知市で、特急列車と踏切内に閉じ込められた車が接触し、高知市では1人が亡くなっています。2件とも、遮断機が下りた踏切から出られなくなったため起きた事故でした。
(JR四国 高知企画部 川崎佳孝 主席)
「もし踏切内で立ち往生したりとめられたりした場合は、踏切の遮断かんを押してでもいいので出ていただきたい。もし出られない場合は安全を確保するためにまず車から離れていただいて、(非常)ボタンを押していただければ列車は早めにとまるので事故を未然に防ぐことができると思う」
JR四国は今後も、非常ボタンの周知など、踏切内での事故防止を呼びかけていくことにしています。