山口県下関市の伝統工芸、赤間関(あかまがせき)すずりの製作体験を、地元の小学生が27日、行いました。
すずりの製作体験を行ったのは、豊浦小学校4年生の児童31人です。豊浦小では4年生が地元の伝統工芸について学んでいます。きょうは赤間関すずりの企画展が開催中の市立美術館を訪れ、すずり作家の高原祐二さんらの指導のもと、すずり製作の一部を体験をしました。
児童は、宇部市で採れたすずりの原石、赤間石をやすりで削る「磨き」に挑戦しました。石についた汚れを取り除き、水につけながら、無心で磨いていきます。ある程度表面がつるつるになったところで作業終了。持ち帰ってペーパーウエイトにするそうです。
体験した児童
「つるつるに磨く角度とか、やすりみたいなので磨くのが少し難しかったけど楽しかったです」
別の児童
「すごく大変だったので、職人さんってすごいなと思いました」
すずり作家 高原祐二さん
「自分の手を使って何かものを作るっていう体験を通して、ものつくりの喜びっていうことをですね、あの学んでいってほしいなと思いました」
豊浦小では11月にはきょうの体験も含めて、県内の伝統工芸のすばらしさを伝える発表会を予定しているということです。














