季節外れのインフルエンザが流行しています。
なぜ今拡大しているのか?ワクチン接種はどのタイミングで受けるのが良い?
様々な疑問について、専門家・医師に聞きます。
インフルエンザ“異例”の拡大

全国のインフルエンザの患者報告数は、9月11日~17日の1週間で3万4665人。
2018年の657人、2019年の5791人と比べると格段に多くなっています。
日本医科大学 北村義浩特任教授:
そもそも今の流行の前からずっと、最初から下駄を履いているように感染者が多かった。しかもどんどん上がってきていますので、多分ウイルス学者や感染症の先生も、内科の先生、小児科の先生も、全く初めての体験だと思いますね。

さらに、流行を迎える時期も早くなっています。
例年だと12月に入ってから流行を迎えますが、今年は、9月11日からの1週間で、1医療機関あたりの報告数が7.03人と、流行開始の目安である1.0人を大きく超えています。
東京では9月21日にインフルエンザの「流行注意情報」が出ています。
統計開始(1999年)以来最も早い発表で、
小池都知事も「今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性が高い」と注意を呼び掛けています。