広島・平和記念公園への修学旅行を前に、山口県宇部市の小学生が27日、平和のシンボル・千羽鶴を折りました。
宇部市の原小学校で開かれた「折り紙集会」。1年生から6年生の約270人が地域の人と千羽鶴を折りました。6年生は、11月に修学旅行で広島の平和記念公園を訪れることになっていて、平和を祈る気持ちを高めようと全校生徒で折ることにしました。全校で折るのは新型コロナで4年ぶりです。
集会では、児童が企画した佐々木禎子さんの話をもとにした紙芝居も披露されました。
紙芝居
「禎子さんは鶴を千羽折れば病気が必ず治ると聞きました。そして、粉薬の紙や広告の切れ端、キャンディの包み紙などで一生懸命、千羽鶴を折りました」
佐々木禎子さんは被爆による白血病のため、12歳で亡くなりました。亡くなるまで千羽鶴を折り続けたことで知られています。児童が折った鶴は平和記念公園の原爆の子の像にささげられます。
6年生
「戦争みたいなことが起こらないで、ずっとこのまま平和でいたら良いなと思いました」
別の6年生
「鶴を被爆者の方に安らかに眠ってほしいという思いで持って行きたいと思います」
修学旅行を前に、平和への思いを新たにしたようでした。














