特殊詐欺による被害が相次いで確認されています。無料通信アプリで暗号資産やFX取り引きなど投資に関するメッセージをやりとりして青森県の男性が現金530万円あまりをだまし取られました。
被害に遭ったのは青森県内に住む60代の男性です。男性は7月中旬、SNSに表示された株に関する広告から無料通信アプリ内のグループに登録したところ、グループ内のメンバーから暗号資産やFX取り引きなどを勧められました。確実に利益が出ると思った男性は投資金として個人名義の口座に12回にわたって合わせて532万円を振り込みました。
警察によりますとインターネットのサイト上では3800万円の利益が出ているように見えていたということです。現金を引き出そうとした際に手数料や違約金などを求めるメッセージが届いたため、男性は不審に思い消費生活センターに相談したところだまし取られたことがわかりました。
また、30代の男性はインターネット上のID交換掲示板で知り合った女性からSNSの投稿に「いいね」をつけると報酬がもらえるといった話を持ちかけられました。男性は「報酬の現金化には指定口座への入金が必要」などの指示に従って、6回にわたって合わせて263万円を振り込みだまし取られました。
警察は、こうした手口による詐欺事件が多発しているため、必ず儲かるといった言葉で投資を勧めてくるなどの電話やメッセージがあった場合は一人で対応せず家族や警察に相談するよう呼びかけています。














