昭和37年2月、阿蘇市一の宮町宮地で行われた十五夜の大綱引きの映像です。旧暦1月15日の夜に五穀豊穣、無病息災を願って行われてきた伝統行事です。

当時ニュースはこう伝えています。「初春の阿蘇路の風物詩、一の宮町宮地の大綱引きが20日夜賑やかに行われました。

午後6時、一の宮町の中央に重さ1トンもある大綱を飾り、五穀豊穣を祈る神事が行われます。

神事が終わると、上組下組に分かれて勇壮な綱引き。老若男女力を合わせてワッショイ、ワッショイ掛け声も勇ましく引き合いますが、上組が勝てば「畑作が豊作」下組が勝てば「水田が豊作」という伝説があり、どちらも負けられません。

今年は7回引き合って下組が勝ち、「水田の豊作は間違いない」と皆うれし顔でした。」