人事院はきょう、国家公務員に求められる“人材像”について有識者を招いて議論する会合を初めて開催しました。

国家公務員の人材管理や採用などを行う人事院はきょう、民間企業の経営者や学識経験者とともに公務員制度のあり方を話し合う「人事行政諮問会議」の初会合を開きました。

人事院 川本裕子総裁
「新時代の公務において求められる人物像や行動規範、人材マネジメントのグランドデザインはどうあるべきなのか。この最優先の課題に、皆様方と聖域なく、大胆に、真正面から取り組みたいと思っています」

会議では、▼長時間労働の是正や、▼国家公務員の採用方法の見直しなど、幅広く議論が行われる予定です。

東京大学名誉教授で、会議の座長を務める森田朗氏は「議論を通じて社会的にも魅力的な国家公務員像を検討していきたい」としています。

来年の秋に最終報告を取りまとめる予定で、人事院は、再来年夏の人事院勧告に反映させることを検討しています。