東京オリンピック柔道女子52キロ級の金メダリスト阿部詩選手の柔道教室が、山口県岩国市で開かれ、子どもたちが世界のトップアスリートから直接指導を受けました。

大きな拍手に迎えられ笑顔を見せる阿部詩選手。

おととしの東京オリンピックで手にした金メダルが輝いています。
柔道教室には小学生から高校生までおよそ100人が参加しました。阿部選手が内股の手本を見せ華麗な投げ技を披露すると観客から拍手が沸きました。

指導する技は自身の得意とする内股と袖釣込腰。

足の運びや引き手の持っていきかた、視線の位置などていねいにアドバイスしていました。

阿部選手は5歳のとき兄の一二三選手の影響で柔道を始めました。

2018年の世界選手権では兄とともに優勝し、兄と妹そろって世界チャンピオンとなりました。

東京オリンピックでは念願の金メダルを獲得。

来年のパリに期待がかかります。

中学3年「オーラがあってかっこいいと思いました」

「説明がわかりやすくていつもよりスムーズに入れたり上手になったかなと思います」

中学2年
「袖釣りの足の運び方や崩しとか内股に入るときの入り方とか結構自分内股使ってて迷ってたところあったのでとても勉強になりました」

「きょう教えてもらって高校でもやりたいってさらに思えたしもっと強くなれたらなと思いました」

阿部選手は「技を完成させるには時間がかかる。あきらめずに自分の型を完成させてほしい」とエールをおくりました。