下関市の沖合人工島で整備されたクルーズ岸壁の供用が始まってから初めてとなるクルーズ客船が寄港しました。

下関市の沖合人工島「長州出島」のクルーズ岸壁は、クルーズ船の寄港増加に対応するため、国と市が整備を進めてきました。整備費用は80億円で、最大22万トン級のクルーズ客船の寄港が可能となる岸壁380メートルと、大型バスの駐車スペースを確保したふ頭が完成しました。

6月に供用が始まってから初めてのクルーズ客船が寄港し、式典がありました。

前田晋太郎・下関市長「物流岸壁とクルーズ岸壁を有することとなり、貨物船とクルーズ客船の岸壁利用の調整が不要となるばかりでなく、2隻同時着岸も可能となりました」

今回、寄港したのはスイスの船会社が運航する「MSCベリッシマ」で、乗客およそ2000人を乗せ今月20日に横浜を出発しました。下船した客は市内の観光や散策をしたあと、韓国・プサンに向かう予定です。