国連総会にあわせてニューヨークを訪問しているロシアのラブロフ外相は、ウクライナが提案する和平案について「絶対に実現不可能だ」などと述べました。

ウクライナは、ロシア軍の完全撤退や戦争犯罪の訴追など10項目からなる和平案を提案していますが、ロシアのラブロフ外相は23日、国連本部での記者会見で「現実的でないことは誰もが分かっている」などと一蹴。「いかなる停戦の提案も検討しない」と述べました。

また、ラブロフ氏は来月、北朝鮮を訪問し、関係強化のための交渉を継続する意向を示しました。

一方、これに先立ち行われた国連総会の一般討論演説では、「アメリカとそれに従属する西側集団は、人類の共通の目標の達成を妨げる紛争を生み出し続けている」などと述べ、ウクライナ支援を続ける欧米諸国などを強く非難しました。

こうしたなか、ウクライナ南部クリミアの軍港セバストポリは、22日に続き、23日もミサイル攻撃を受けました。

親ロシア派のセバストポリ市長が、防空システムが作動したと発表。ミサイルは迎撃され、破片が落下したということです。

この攻撃について、ウクライナ側は関与を明らかにしていません。

一方、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長はアメリカメディアの取材に対し、22日の攻撃で少なくとも9人が死亡、ロシア軍の将軍を含む16人がけがをしたとしています。