政府は先月、近畿や中国地方を中心に大雨などをもたらした台風7号に伴う被害について「激甚災害」に指定する見込みであると発表しました。

松村 防災担当大臣
「8月15日に本州に上陸し、東海、近畿、中国地方等に暴風雨もたらした令和5年台風7号の暴風雨による被害について、被害状況の調査の結果、激甚災害に指定する見込みとなりました」

松村防災担当大臣は会見で台風7号に伴う被害について、激甚災害に指定する見込みとなったと明らかにしました。今後、閣議で正式に決定します。

激甚災害に指定されると被災した全ての自治体を対象として農地や農道、水路などの農業用施設や林道の復旧事業で国の補助率が引き上げられることになります。

特に被害の大きかった鳥取県三朝町は局地激甚災害に指定し、公共土木施設の復旧事業に対する補助率が1割程度引き上げます。

松村大臣は「財政面や資金面に不安なく災害復旧に取り組んでもらいたい」と述べました。