踏むと音がする「鳴き砂」の海岸を復活させようと阿武町の高校生が清掃活動に取り組みました。
阿武町の「清ヶ浜」を清掃したのは、萩高校奈古分校の全校生徒47人です。
清ヶ浜はおよそ1キロに渡って白い砂浜が続き、歩くと砂がこすれて音がする「鳴き砂」で知られています。
しかし、30年ほど前からごみの漂着などで砂が汚れ、今は砂浜の一部でしか音がしなくなりました。
きょうは大きなごみはあまりありませんでしたが、砂が浄化されにくくなる小さなプラスチックの破片などが見つかりました。生徒たちは、砂ごと「ふるい」にかけて小さなごみも取り除きました。
音が鳴るか生徒たちも歩いてみました。
生徒「鳴かんね、雨降ったからやない」
先生が器に入れた砂を用意しました。
先生「素手でね、素手で」
学校での実験では鳴いたそうなのですが・・・微妙です。
そこで木の棒で、乾いた場所の表面をこすってみると。
生徒「はーい、鳴いてますね」
やっと音を聞くことができました。
きょうの清掃でごみ袋およそ10個分のごみが集まりました。
伊藤綾音生徒会長
「これからもこうした活動を続けていって、1人でも多くの観光客とか、鳴き砂に来る人が増えたらいいなと思います」
清ヶ浜では、地元のボランティアグループ「鳴き砂復活隊」が月に1度清掃活動を行い地元の資源を守っているということです














