アメフト部での薬物使用が問題となっている日本大学で、新たにラグビー部の部員が、部内でいじめの被害にあっていると訴えていたことが分かりました。

日大は外部の調査委員会を設置して調査を行っているとしています。

日大によりますと、ラグビー部の部員1人がほかの部員から制汗スプレーにライターで火をつけて近づけられるなど、いじめの被害にあっているとの訴えがあったということです。

こうした行為は去年5月に起きたもので、日大は複数の部員が関与している可能性があるとして、外部の調査委員会を設置し、調査を行っているということです。

日大ラグビー部は関東大学リーグ戦1部に所属する名門として知られていて、学内の運営委員会では「試合への出場はやめるべき」という意見も上がったものの、関東ラグビーフットボール協会と協議をしたうえで試合への出場を決めたということです。

日大は「当該行為は許されるものではなく、現在、新たな監督による指導体制の下、健全な競技生活および安心できる寮生活を実現すべく、努力している」とコメントしています。