■プロ野球 阪神3ー5巨人 (21日 甲子園)
阪神は今季巨人最終戦は敗れ82勝48敗4分の貯金34。残り9試合で球団最多勝利数記録の03、05年の87勝まであと5勝となった。今季巨人戦は18勝6敗1分と3年連続の勝ち越し、年間最多勝利数18勝を記録していた。
0ー5で迎えた9回は2番手・大勢に対して小野寺の代打・ミエセスがセンターバックスリーンに5号ソロを放り込む。大山がツーベース、佐藤輝がライトスタンドへ21号2ランを叩き込み3ー5とした。
ここで大勢から中川に交代。代打・森下は二ゴロ、途中出場・小幡は空振り三振、最後は途中出場・長坂にヒットも代打・原口が三飛に凡退した。
先発・青柳昴洋(29)は今季17度目の登板で試合前まで自身5連勝中の8勝4敗、防御率4.17。巨人戦は21年5月14日から7連勝中、8連勝すれば09~11年に8連勝した能見篤史以来で、右腕では1979年に8連勝した小林繁以来だった。
青柳は1回に重信に四球も門脇のバントを二塁封殺、坂本勇人を空振り三振、岡本和を三ゴロに抑える立ち上がり。
巨人の先発・赤星に対して打線は1回に近本にヒット、中野は中飛、小野寺のヒットで1死一・三塁の先制機に。大山は捕邪飛、佐藤輝は空振り三振に倒れる。
近本はプロ5年目以内の安打数が768本に到達し歴代1位に躍り出た。前日に1安打を放ち新人から5年間で通算767安打で歴代1位の巨人・長野に並んでいた。
青柳は4回に先頭・門脇に四球、坂本勇人を見逃し三振、岡本和を左飛、丸を中飛とここまで無安打で抑える。
打線は4回1死から大山がツーベース、佐藤輝は二ゴロ、ノイジーは一直で先制できず。
青柳は5回2死から吉川は初ヒットを許すが赤星を空振り三振に取る。5回の攻撃は先頭・坂本がヒットも木浪と青柳が連続空振り三振、近本は一ゴロで5回まで両チームともにスコアボードにゼロが並んだ。
青柳は6回1死から門脇にヒット、坂本勇人を遊ゴロ、岡本和にヒットで2死一・二塁から丸にレフト前にタイムリーを運ばれ1点を先制される。
秋広に四球で2死満塁とすると代打・大城卓にライトポール際に16号満塁弾を放り込まれ、0ー5となった。
青柳は5回2/3を90球、5安打、3四球、4奪三振の5失点(自責5)で降板。2番手・及川が7回まで無失点に抑える。
8回は岡留が丸にヒットを打たれるも無失点に抑える。打線は5回以降、赤星の前に2安打に抑えられた。
9回は馬場が三者凡退に抑えた。青柳は自身5連勝で止まり5敗目(8勝)を喫した。














