新潟県糸魚川市にある「県厚生連 糸魚川総合病院」は産科医不在で休止していた「分娩の受け入れ」を再開すると発表しました。11月から産婦人科の常勤医師を採用見込みだということです。

糸魚川総合病院では2023年3月末で2人の産婦人科医が退職し常勤医が不在となっていたため、4月以降の分娩の受け入れを休止していました。糸魚川総合病院は糸魚川市の医療機関で唯一、分娩を受け付けていた病院で、4月以降、糸魚川市内で出産ができない状態が続いていました。そのため出産するには、新潟県上越市や富山市の病院に行く必要がありますが、およそ50km離れていて、車で1時間ほどかかります。

糸魚川総合病院は県や糸魚川市と連携して産婦人科医の確保に努めてきたということですが、11月から産婦人科の常勤医師1人を新たに採用できる見込みとなったということです。そのため、今後休止していた分娩の受け入れを再開するとしています。
糸魚川総合病院によりますと、再開の時期などについては11月に医師が着任した後にあらためて発表するということです。