生後6か月以上の全ての人を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が20日に始まりました。
厚生労働省は、全額公費負担の特例臨時接種は今年度で終了するとしているため、全世代が無料で受けられるのは、今回が最後になる見込みです。
7回目の接種となる今回は、流行しているオミクロン株の一種、「XBB.1.5」に対応したワクチン。新型コロナウイルスは過去3年、年末年始に流行していることから、それに備えたものです。
島根県では、初回接種が約56万5000回で接種率84.9%だったのに対し、6回目の接種は約13万7000回、接種率は20.6%となっています。
今回の接種では、14万回分のワクチンが用意されるとのこと。
島根県松江市では、開業医などでは20日から、集団接種会場の松江市立病院がんセンターでは、21日から接種が始まります。
一方、鳥取県でも接種が始まり、平井伸治知事が鳥取市内の医院を視察しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取県内はEG5.1といったエリスという株が主流になってきています。若い、特にお子様たちの方に流行のピークが来ていて、このあとお年寄りに流行のピークが回ってくるかもしれません」
この医院では初日は36人の予約があり、問い合わせも増えているということです。
平井知事は追加ワクチンの配布スケジュールを国に早く示すよう働きかけていくとしています。