北アフリカのリビアで起きた大洪水をめぐり、最も被害が大きかった東部デルナで洪水被害の責任追及を求める抗議デモが行われました。

ロイター通信などによりますと、リビア東部のデルナで18日、大規模な抗議デモが行われ、参加者らは地元当局が洪水被害の危険性について警告を受けていたにも関わらず放置していたとして、責任追及を求めたということです。

デルナでは暴風雨により2つのダムが決壊し大洪水が発生しましたが、東西の政治勢力が分裂するという国の混乱によりインフラ整備が進んでいないとする人災の面も指摘されています。

また、死者数をめぐる情報が錯そうしています。国連人道問題調整事務所=OCHAは18日までに世界保健機関の情報に基づき、リビアで「死者が3958人、行方不明者が9000人以上だ」と発表しました。OCHAはリビア赤新月社の情報をもとに、デルナだけで「死者1万1300人、行方不明者1万100人」と発表していましたが、これを大幅に修正した形です。

一方で、デルナの市長はこれまでに死者が7200人にのぼると明らかにしています。

大洪水の発生から1週間以上が経過しましたが、捜索活動は難航し、依然として被害の全容は明らかになっていません。