山口県宇部市が主催する講座で、麻薬やあへんの原料になるケシの苗が誤って受講者に配られていた問題です。宇部市は、自家栽培の花の苗を使わないなど、3項目の再発防止策を明らかにしました。これは予算決算委員会で、明らかになりました。

宇部市では市が主催する講座や、管理する公園で苗や種の譲渡や交換を禁止、苗は自家栽培ではなく購入したものを使うこと、ポピー類の植栽を禁止することの3項目を徹底する方針です。

この問題は2023年3月市主催の講座で、栽培が禁止され、あへんの原料にもなる「アツミゲシ」の苗が受講者22人に配布されたものです。苗は講師の助手が栽培したもので、アイスランドポピーと間違えていたということです。

問題について宇部市は、保健所を通じて警察と情報を共有し、違法性はなかったとする見解を得ているとしています。