静岡県内の土地の価格「地価」が9月19日公表され、2023年は、新型コロナの影響が弱まり、回復傾向となりました。県内トップの上昇率となった観光地の熱海市では、インバウンド客増加のにぎわいが地価にも表れる形となりました。
熱海市内に2023年7月にオープンしたばかりのホテル「楽天ステイ熱海」。全室オーシャンビューの客室やルーフトップテラスなどを備え、熱海の海を一望することができます。国内に44か所、県内では2か所目の開業となるホテル、大手IT企業の楽天グループが経営しています。なぜ、熱海での開業を決めたのでしょうか。
<「楽天ステイ」広報室 荒井俊洋さん>
「熱海銀座の商店街などを中心に、新たなグルメスポットなど増えてきていて、若い人たちにも人気があるということもあり、『楽天ステイ』としての立地として最適と思い、選んだ」
インバウンドの需要拡大に備え、施設も外国人観光客に対応できる仕様にしているといいます。
<「楽天ステイ」広報室 荒井俊洋さん>
「こちらが無人のチェックインカウンターになっていて、タブレットでチェックインする形となっているが、言語としては英語、韓国語、中国語、日本語に対応している」
外国人観光客をめぐっては、8月、中国政府が日本への団体旅行を解禁。さっそく、熱海にも多くの中国人観光客が訪れています。
こうした熱海人気は、19日公表された地価にも顕著に表れています。7月1日時点の地価の平均変動率の市・町別の順位によると、同じ伊豆の地域が苦しむ中、熱海市はダントツの上昇率となっています。
<不動産鑑定士 木村満義さん>
「熱海市中心部の商業地は観光客が戻り、にぎわいを取り戻している。地価が大きく上昇」
県内全体の数字を見てみると、住宅地と商業地は15年連続のマイナスとなったものの、下げ幅は2022年より縮小していて、工業地は2年連続のプラスとなり、新型コロナの影響から回復傾向にあります。
県内の商業地の最高価格は、25年連続で静岡市葵区呉服町2丁目6番8で1平方メートル当たり143万円、住宅地の最高価格は、34年連続で静岡市葵区西草深町19番16で、1平方メートル当たり30万5,000円となっています。
経済の専門家は、地価の上昇が景気回復のキッカケになると分析する一方でデメリットもあると話します。
<静岡経済研究所 望月毅部長>
「投資ができる会社とできない会社の格差が広がっていくといったデメリットはあると思う。土地の値段が上がりすぎるとそういったことが出てくる」
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