防衛省が、来年度、えびの駐屯地など国内の陸上自衛隊施設9か所で、弾薬庫を整備する方針を固めたことが分かりました。

複数の関係者によりますと、この計画は、来年度の概算要求の中に盛り込まれていて、北海道や鹿児島県など、4道県にあわせて9か所の弾薬庫を整備するものです。

このうち、県内では、えびの市のえびの駐屯地に弾薬庫が新たに2棟整備され、来年度から設計が始まる予定です。

弾薬庫は、自衛隊の反撃能力強化の一環として、弾薬の備蓄を増やす目的で整備されるもので、保管される弾薬の種類や数量は公表されない見通しです。

えびの市によりますと、えびの駐屯地にはもともと弾薬庫があり、村岡市長は、「整備後も引き続き安全な運用を求めていきたい」としています。