飯田市のタクシー会社が、乗合タクシーのすべての路線に太陽光発電を使った車両を導入しました。

飯田市の南信州広域タクシーが導入した新しい電気自動車。

市内の中山間地などを走る「乗合タクシー」として使われます。


南信州広域タクシーは2011年に電気自動車を導入するなど、二酸化炭素の排出を実質ゼロにする「ゼロカーボン」に向けた取り組みを進めてきました。

今回は2台の新型車両を導入し「乗合タクシー」4路線すべてで、太陽光の電気を使った車両を運行します。


南信州広域タクシー 鈴木佳史(すずきよしふみ)社長:
「365日、24時間公の道路を使って化石燃料を使ってCO2をバンバン排出をしていいのか、その部分をなんとかしないといけないという思いがあって、ここにたどり着いた」


使用する電気は、主に本社の屋根に設置した太陽光パネルで発電したもので、タクシーのほかにも事務所や営業所の電源として使われています。

また、夜間や雨天の時などは太陽光の電気を提供する市内の電力会社から供給されるということです。