学校の国語の授業で「筆者の気持ちを考えてみよう」といった問題、よくあったかと思います。鳥取県内の中学校で行われたのは、「どんな気持ちで書いたのか、筆者に直接聞いてみる」という何ともユニークな授業です。

米子市立東山中学校の1年生の教室で、6日行われていたのは、国語の授業。

「日本人は自然に寄り添うというか、自然と仲良くしている感じだったということですけど、本当にそうですかね?なぜそう思いました?」
画面越し、リモートで生徒に声をかけていたのは、鳥取県出身の生態学者・高槻成紀さんです。

生徒らの机にある教科書に目を向けてみると、現在、勉強しているのは「オオカミを見る目」という題材。
実は、生徒らと話しているこの方、この題材の筆者なんです。

生徒と筆者が直接会話…この授業の狙いは?