こちらの女性は2011年、東日本大震災で被災し山口県下関市に移住しました。

地域を盛り上げようと開いたジェラート専門店がオープン5周年。地元のお酒とコラボした高級スイーツが出来上がりました。父から受け継ぐ伝統の味と、地元食材を大切に、商品開発に取り組みます。

東日本大震災の被災地から下関へ

下関市豊北町の観光名所、角島大橋から車で2.3分のところにある「角島ジェラート ポポロ」。ことし5月にオープン5周年を迎えました。この店の代表、秋枝美香さんは宮城県松島町の出身で、東日本大震災の被災者です。

復興に伴う道路工事により、父親が松島町で開いていたジェラート店は立ち退きを余儀なくされました。父親が亡くなった後、夫の実家がある豊北町でジェラートの店を再開しました。

店の名前、「ポポロ」はイタリア語で「人々」。父の店の名前を引き継ぎました。家族ぐるみで経営し、口コミなどでひろがって行列ができるほどの人気店となりました。

角島ジェラート ポポロ代表・秋枝美香さん
「来られたお客さんはもちろんですけども、一緒に働くスタッフにも笑顔になってもらう、地域の方もみんな笑顔になっていくというのが私の理想なので、それに忠実に頑張れているかなと思います」