日本酒「獺祭」で知られる岩国市の旭酒造が、アメリカ・ニューヨーク州に酒蔵を完成させオープンを前に村岡知事に報告しました。

旭酒造の桜井一宏社長が、知事を訪ねました。

ニューヨークに完成したのは「獺祭BLUEニューヨーク蔵」で旭酒造にとって海外で初の生産拠点です。

総事業費は80億円で、当初は2020年の完成を予定していましたが、新型コロナの影響で工期が延び、今年3月に完成しました。

銘柄は純米大吟醸「DASSAIBLUE」。

アメリカのアルコール市場のうち日本酒が占める割合は0.2パーセントで、ワインやシャンパンに対抗するためアルコール度数を抑えたということです。

旭酒造・桜井一宏社長「世界中から文化が集まってくるビジネスの面でも中心部であるニューヨークから世界中に情報を出していく」「山口のお酒というバックボーンの部分も含めて、世界中に伝えていきたい」酒蔵は今月23日にオープンし、今月下旬からニューヨークの飲食店を中心に展開する予定です。