政府はさきほど閣議を開き、新たな総理補佐官人事を決めました。その人選をめぐって、野党取り込みの布石ではないかとの憶測が広まっています。
岸田総理とともに、写真撮影に応じる女性。去年まで、野党・国民民主党の国会議員で副代表も務めていた、矢田稚子氏です。今回、賃金・雇用担当の総理補佐官に就任しました。
矢田氏は産業別の労働組合のひとつ、「電機連合」出身の参院議員でしたが、去年の参院選で落選し、政界を引退しています。労組出身で野党議員も務めた人物が政府の役職に就任するのは極めて異例です。
突然、“元”仲間が「官邸入り」したことについて、国民民主党の玉木代表は…
国民民主党 玉木雄一郎代表
「元仲間として頑張ってもらいたいなと、エールを送りたいと思います。(Q.これが国民の連立入りへの布石になるか)いや、まったく別の話だと思います」
岸田政権と国民民主党との間では、水面下で連立を視野に入れた交渉が続いています。交渉に関与している与党関係者は、今回の人事について…
交渉に関与する与党関係者
「国民民主党との連携が進みつつある表れだ」
労働組合出身である矢田氏の官邸入りに連合トップ・芳野会長は「コメントを差し控える」としながらも、国民民主の連立入りについてはこう釘を刺しました。
連合 芳野友子会長
「連合の中が割れる可能性も出てきますので、(国民の)連立入りについて連合としては、あり得ないということを申し上げています」
国民民主党内からは「連立入りを検討したけれど、いろいろ厳しかったから総理補佐官なんだろう」といった見方も出ています。
矢田稚子新総理補佐官
「(Q.自民党と国民民主党の将来的な連立も含めた強化の狙いがあるとの報道も)私はちょっとそこについては、関知をしていないということです。一民間人として、あくまでもお引き受けをしたという立場です」
くすぶり続ける国民民主党の連立入り話。他の野党は冷ややかです。
立憲民主党関係者
「そんなに与党に行きたければさっさと行けば良いのに。そっちの方がすっきりする」
岸田総理自身は、おとといの記者会見で「いかなる政党とも政策を中心に必要な連携を進めていくことは考えられる」と語っています。
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