新潟県南魚沼市で食品スーパーやコンビニエンスストアの運営を主体としていた「せいかつセンター」が8月31日に新潟地裁長岡支部から破産開始決定を受けたことがわかりました。負債総額は約2億8800万円とみられます。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと「せいかつセンター」は解散した「くみあいせいかつセンター」の事業を継承するために2007年3月に設立されました。
食品スーパーとコンビニエンスストアの運営を主体に、大学のセミナーハウスの運営管理や周辺の宿泊施設・福祉施設などへの食材配送も手掛け、2020年3月期には売上高10億1153万円を計上していました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大以降、帰省客や観光客の減少の影響を受け、店頭や宿泊施設向けの販売が低迷。2022年3月期の業績は売上高8億9202万円、当期の純損失666万円と悪化していたといいます。
また店舗が出店していたエリアの人口減少や高齢化による客の減少、大手スーパーとの競合激化が重なって業況は回復せず、事業継続を断念し今回の事態になったということです。
負債総額は約2億8800万円とみられます。
東京商工リサーチ新潟支店によりますと、新潟県内における新型コロナウイルス関連の破綻は111件目だということです。