ことし4月から努力義務化されている自転車のヘルメット着用について警察庁が都道府県ごとの着用率を調べたところ、全国平均が13.5%対して新潟県は全国最低の2.4%でした。

ことし7月、警察庁は自転車のヘルメット着用状況について初めての全国調査を
実施しました。各地のショッピングセンターや駅前などで目視で確認したところ、
自転車に乗っていた5万2135人のうちヘルメットをつけていたのは7062人で、
全国平均の着用率は13.5%でした。

都道府県別で着用率が最も高かったのは愛媛県で59.9%。
次いで大分県の46.3%、群馬県の43.8%などとなっています。

一方、着用率が最も低かったのは新潟県の2.4%で着用率が高い愛媛県と比べると50ポイント以上の開きが出るなど地域ごとの差が非常に大きくなっています。

こうした結果について、警察庁は着用率の高い地域は、「努力義務になる前から
啓発活動の結果ではないか」と指摘する一方で、低い地域については「理由はわからない」としています。