山口県上関町議会の9月定例会は9月14日が最終日で、町民に中間貯蔵施設への理解を深めてもらおうと、茨城県の東海第二原発にある同様施設への視察費924万円などを盛り込んだ補正予算案が、可決されました。

視察は、町民や町職員80人ほどが1泊2日のスケジュールで複数回に分けて出向くことなどを想定しています。

924万円のうち900万円は、原子力関連施設の知識普及を目的とした国の交付金をあてる考えです。

視察日程などの具体的なことが決まりしだい、町民への募集が始まる予定です。

●「中間貯蔵施設」
原発の使用済み核燃料を一時的に保管するもの。山口県上関町では8月18日に、中国電力から提案があった建設に向けた立地可能性調査を容認。