特殊詐欺被害を防ごうと高齢者のATM利用に制限をかけた大分県内6つの金融機関に警察から感謝状が贈られました。

県警察本部の種田英明本部長から感謝状が渡されたのは大分銀行など県内6つの金融機関です。それぞれの金融機関では近年増加する還付金詐欺などの特殊詐欺被害を防ごうと、8月末からATMの利用制限を拡大しました。具体的には特殊詐欺の被害に遭いやすい65歳以上の高齢者を対象にATMの出金額を引き下げました。

(大分銀行・岡松伸彦常務取締役)「限度額を設けることで被害額を最小にするということで大きな効果を発揮すると考えています。新たな打つ手が必要であれば関係機関ともご相談しながら取り組んでいきたい」

今年に入って12日までの県内の特殊詐欺の被害総額は2億5千万円にのぼり、去年の同じ時期よりおよそ1億円上回っています。