年末年始・ゴールデンウイーク・お盆それぞれの“利用ピーク期間”に、東海道新幹線と山陽新幹線の『のぞみ』を全席指定にしてより予約を取りやすくすると、JR東海とJR西日本の両社が連名で13日に発表しました。
JR東海と西日本両社によりますと、年末年始・ゴールデンウイーク・お盆の3大ピーク期には指定席が早い段階で満席になるほか、自由席の順番を待つためにホーム等で長時間並ぶばかりではなく、乗降に時間がかかる場合も多くなるなど、これまで列車の遅れが発生することがあったということです。
今後、3大ピーク期に走る全ての『のぞみ』を全席指定にすることで1列車当たりの指定席が2割程度増すほか、増発便も適宜用意するとしています。
なお、自由席特急券等を持っている場合に限り「のぞみ」普通車のデッキ等に立って乗ることが可能であるほか、「ひかり」・「こだま」・「みずほ」・「さくら」については、3大ピーク期でもこれまで通りの自由席が設定されるということです。
両社は、今冬の年末年始(12月28日~1月4日)からこの措置を実施するとしています。
またJR東日本では、上記3大ピーク期について臨時列車などの特別な場合を除き、全ての座席を“全席指定”のみとするような運行は今のところ考えていないと話しています。