“激辛好き”にはたまらない!新たなラーメンとなるのか?

「ラーメンにかける外食費」の日本一奪還に向けた「新しい味」のラーメンが新潟市で開発されています。

ラーメン店の経営者ら12人が開いた会見で発表された『鬼ラーメンプロジェクト』。その切り札として「鬼をも殺す」と言われる辛い唐辛子を入れました。


【新潟市ラーメン支出促進プロジェクト 三上正行代表】
「独自の焙煎技術とスープになじむというメリットが非常にあるなと思いまして。新潟のラーメン店の方が、新潟の食材を使って辛いラーメンができるというのはまた1つ面白い工夫かなと」

新潟県内には、「新潟あっさり醤油」や「燕三条背油」などの“5大ラーメン”があるといわれていますが、そうした個々のラーメンに共通の唐辛子をプラスし、各店舗で「鬼ラーメン」として売り出す戦略です。今回のプロジェクトで使用するのは、新潟市秋葉区にある唐辛子専門店「大祐(だいゆう)」の「鬼殺し」シリーズ。
大祐によりますと、その辛さは普通の唐辛子の2倍以上だそうです。

どれほどの辛さなのか?
チャーシューに乗せて食べてみました。

【記者リポート】
「辛いの得意なんですけど…(咳き込み喋れず)」

しびれる辛さで狙うのは「日本一」の座です。

【中田製作所 中田直希店主】
「“超鬼殺し”を2割ほど混ぜた『味噌海老辛つけ麺』を作ってみようと思います」
【麺屋Aishin河渡本店 笠原義貴店主】
「麻婆麺に超~タップリ入れて、この中でも一番辛く!」


2021年に総務省が発表した“家計調査”で、新潟市は「ラーメンにかける外食費」で日本一になりましたが、翌22年はおよそ600円の僅差で山形市に敗れ、2位になりました。

これを受けて立ち上がったのが『鬼ラーメンプロジェクト』です。

【新潟市ラーメン支出促進プロジェクト 三上正行代表】
「悔しいという思いがありまして、アンケートを100人ほどに取らせていただきました。その中で『実は辛いラーメンが食べたい』という声が多かったということを受け、プロジェクトを立ち上げました。新潟には、毎日食べに行けるような味のバリュエーションがあると思ってますので、それぞれのラーメン店の方が新潟の食材を使って色んな味を作れたらいいなと」


このプロジェクトには、新潟市の大食いタレントである「おごせ綾さん」らも参加し、SNSで“鬼ラーメン”を発信しながら『日本一奪還』を目指します。

【新潟市在住の大食いタレント おごせ綾さん】
「絶対おいしいはずなので、そのおいしさを伝えられるように頑張ろうと思います」

【新潟市ラーメン支出促進プロジェクト 三上正行代表】
「新しいネットワークを作って、色々な情報共有をしてもらって、ラーメンの底上げができれば非常に嬉しいなと」


この、新しくも辛~い鬼ラーメンは期間限定で、新潟県内のラーメン店10店舗で9月23日から11月中旬まで楽しめるそうです。