鳥インフルエンザの流行が懸念される冬を前に新潟県や市町村の職員らが防疫訓練を行い、初動体制などを確認しました。

訓練に参加したのは県や自治体の担当者、畜産の関係者らおよそ150人です。
迅速な初動対応につなげるのが狙いで、県内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、2万4000羽を処分するという想定で行われました。

まずは拠点となる集合場所に必要な機材などを搬入。
屋外では、養鶏場に出入りする車両の消毒や無線による連絡方法などを確認しました。

新潟県内では22年11月から23年3月にかけ、5か所の養鶏場で県内の養鶏の4割にあたる約257万羽が処分され、多くの行政職員が動員されました。

【県農林水産部畜産課 仲山美樹子 課長】
「昨年、すごくたくさん鳥インフルエンザが多発したので、それを踏まえて迅速で的確なまん延防止を図れるように」

また、13日の訓練では、豚熱への対応方法も確認されました。