県議会議長の公用車が今年3月、大分市内で物損事故を起こし、損害賠償金として約300万円を公費で支出することがわかりました。

県議会事務局によりますと今年3月、大分市内にあるホテルのロータリーで県議会議長の公用車がバックしていたところ御影石の柱に接触しました。柱は一部が割れたほか、車の後部バンパーにもキズが入りました。車を運転していた県の職員にはけがはありませんでした。

事故による損害額は495万円で、うち200万円は任意保険でまかない、残りの約300万円は県が公費として9月5日付けで専決処分しました。

県が保有する全ての公用車は、過去に起きた事故のケースを想定に一律上限200万円の保険で契約しているということです。

今回は柱の修繕で御影石を海外から輸入し、切り出して加工する必要があったため、損害額が高額になったと説明しています。

県議会事務局は「多額な公費負担となって大変申し訳なく、今後も再発防止に努めたい」とコメントしています。