山口県下関市にある国の重要文化財に指定されている、旧下関英国領事館の門柱が破損していることがわかりました。

車が接触したような跡があり、下関市は、国などと修復に向けた協議を進めています。旧領事館の指定管理者によりますと、9月8日の朝、出勤してきたスタッフが、右側の門柱の破損に気づきました。

およそ2メートルある門柱の、上部の石材と下部のレンガをつなぐ目地の一部が外れ、石材が5・5センチほどずれていました。

石材には白い塗料とみられるものが付いていて、門柱の横を通過したトラックのような車が接触したのではないかとみています。
通行に支障はなく、旧領事館は通常通り営業を続けています。

旧下関英国領事館 植村勉館長
「(今回の事故は)起こってしまった事故なので、もうしょうがないと思います。ただ、ここの建物は重要文化財として指定されており、市民の皆様の貴重な財産です。ぜひ、心当たりの方は名乗り出ていただきたいと思います」

旧領事館から相談を受けた警察が捜査していて、下関市では県や国に相談し、修復について検討を進めています。














