現在、「令和の大改修」真っ最中の山口県山口市の国宝・瑠璃光寺五重塔。

歴史ある姿をみることが出来なくなっていますがいつもとは違う五重塔、そして時代絵巻が楽しめます。


日本古来のひわだぶきの屋根が特徴の国宝・瑠璃光寺五重塔は、現在、およそ70年ぶりに屋根の全面ふき替えを行っています。


群馬から来た観光客
「ちょっとがっかりはしたんですけどでも一応、塔が白く見えるので、まぁこんな感じだっていうので記念には残せたかなと思いまして」


改修が進む瑠璃光寺五重塔を覆う外壁シートには、その裏側にある五重塔を自由にイメージしてもらおうと、シルエットが白抜きで表現されています。


関谷名加・アナウンサー
「工事用仮囲いにはこのたび、かわいらしいイラストが描かれたパネルが設置されました。こちら時代絵巻のようになっていまして、読み進めると大内氏や五重塔について学べるようになっています」


時代絵巻は全長27メートル、高さ2メートルで、山口市在住のイラストレーター「taeco」さんが手がけました。

大内氏の24代弘世から32代義長までの年表などが描かれています。


東京からの観光客
「人物像がちゃんと1人1人のってあるので、わかりやすく勉強になると思います」


大内のお殿様たちが見守る中、全面改修工事は2026年3月まで続く予定です。