■どうして「輪」にみえるの?

巻層雲などが出ているとき、上空にはこの氷の結晶がたくさんあります。
光の結晶は太陽の光を22度の角度に屈折させる働きをもちます。

これが太陽の(見かけの)上の方だけでなく、下の方、横の方、四方八方にあり
いずれの氷の結晶でも同じように屈折を起こすので、

最終的に、屈折して目に入ってくる光は、太陽の周りを囲む半径22度の円(から出ているよう)に見えるのです。

どういう時にハロが見えやすいかというと、薄雲が広がりやすいときです。
薄雲は天気が下り坂に向かう時など、湿った空気の影響を受ける時に見られます。