大正ロマンを代表する画家・竹久夢二が関東大震災後に描いた作品などを展示した企画展が岡山市中区で始まりました。

夢二が世話になった旅館の娘を描いた一枚。曲線的で憂いのある表情で、夢二式美人の特徴が表れています。


企画展には、関東大震災の後にアトリエを構えた群馬県で夢二が描いた作品など約140点が集まりました。


岡山県で初公開となる羽織。大正時代を代表する美人画で知られる夢二ですが、晩年は自然美に魅せられたといいます。

(夢二郷土美術館 小嶋ひろみ館長代理)「関東大震災後、夢二は自然に目を向け始めます。そういった中で、夢二の画風の転換もありますので、

そういった知られざれる夢二を知っていただけたらと思います」

企画展「竹久夢二と榛名ー理想郷を求めた夢二ー」は12月3日まで開かれています。