大分県内を拠点に次世代の乗り物として注目される空飛ぶクルマを新たに開発する協定が結ばれ、試験飛行が開始されることになりました。

空飛ぶクルマは垂直の離着陸が可能で、災害時の輸送や新たな交通手段として国の内外で研究が進んでいます。県庁で11日、開発企業のヒエンエアロテクノロジーズと県の間で実験場所の提供など実用化に向けた覚書が締結されました。またパイロットの育成や安全運航に関して法政大学や損害保険会社などとも覚書を結びました。ヒエン社は9月16日から豊後大野市の県央飛行場で試験飛行を始める計画です。

ヒエンエアロテクノロジーズ・御法川学代表取締役「素晴らしい飛行場と産業センターなどの研究開発設備を持っていることと、地元の中小企業がアクティブで航空宇宙の業界に興味がある」

ヒエン社は今年度中に無人機の実験を数回重ね、2025年度を目標に実用化を目指しています。