
乗用車を運転していたのは、63歳の男性でしたが、その後の警察の調べで、乗用車は吹上温泉に向かうため、通行規制の始まる前、すでにコースに入っていたとみられています。

この事故を受け、8日に開幕した「ツール・ド・北海道」は、10日までの全日程が中止となりました。

事故による全日程の中止は、37回目となる大会史上、初めてですが、事故当時、前方を走行し、死亡した五十嵐さんとも面識があったという選手が当時の状況などについて、下記のように証言しました。
Q.選手にとっては、どのような認識、位置付けの大会ですか?
「下り基調で、勾配もきつく、難易度は高い」
「国内のプロとトップの大学生たち、世界のプロが参加するレース」
Q.選手から見た当時の交通規制の状況は?
「片側車線だけの規制で、片側だけのレースだとは知っていたが、選手に直接、そういったお願いはされていない」
「監督会議で、監督には言っていたのかもしれないが、直接、選手に言っているという場面はない」
「自分のチームメイトも、そういった認識だった」