中国・湖北省の公園で、日本の「和服」を着ていると勘違いされた女性が公園側から何度も出ていくよう指示されたとして波紋が広がっています。
公園スタッフ
「日本人を装った服を着るな」
女性
「違う、これは日本人のじゃない」
これは、中国・内陸部の湖北省・武漢の公園で撮影したとされる映像。女性らは中国の伝統的な衣装「漢服」を着ていましたが、公園のスタッフは日本の「和服」と勘違いし、公園から出ていくよう3度にわたり迫ったということです。
中国メディアによると、公園側は「公園に和服を禁止する規定はない」として今回の対応について調査するとしていますが、「閉園直前の時間帯だったことも関係している」と弁明しています。
中国のSNSでは「愛国とは文化に自信を持つことで、他人が着る服に不寛容になることではない」などといった、公園側の対応を疑問視するコメントが寄せられています。
現在、中国の国会にあたる「全人代=全国人民代表大会」は、中華民族の精神を損なうとされる衣服やアクセサリーの着用などを違法行為とする「治安管理処罰法」の改正案について意見を募っていますが、法律の専門家からも懸念の声が相次いでいます。
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