長野県生坂村で、特産のブドウの出荷が始まっています。

穫れたてのつややかなブドウが並ぶのは、生坂村の道の駅「いくさかの郷」です。

例年より1週間ほど早い8月末から露地物の出荷が始まり、9月5日からは「ぶどう部屋」と銘打った特設の販売コーナーも登場。


定番の巨峰やシャインマスカットから、産地ならではの珍しい品種まで、農家が丹精を込めて育てたブドウが毎日届けられています。


いくさかの郷 甲本太郎駅長:
「1日で今までで一番多かったのが22種類並んだことがあるので、タイミングさえ合えば、たくさんのブドウに出会えると思います」

中でも今がまさに旬だというナガノパープルは、甘みが強く例年以上のよい出来だといいます。

福井県から来た観光客:
「ブドウの種類が豊富でびっくりしたので、2・3種類くらい買っていこうかなと思います」

そして、“ぶどうの村”ならではのこんな取り組みも。

店員:
「今お買い物をしてくださった方に“ぶどうカード”をお渡ししていますので…」

今年完成した村特製の「ぶどうカード」。

買い物をすると、21種類の中からランダムで1枚もらえます。


いくさかの郷 甲本太郎駅長:
「表面では、皮ごと食べられるかと種があるかないかがわかるようになっています」

さらに裏面には、甘さ・酸味・香りを星印で表示。

生坂村生まれの品種「ティアーズレッド」のスペシャルカードもあり、カードを集めて実際にそのブドウを食べてみるという、2つの楽しさが味わえます。

池田町から:
「おもしろいですね。また次来た時に違うカードになればいいなと思います」

ブドウの出荷は10月中旬まで続きますが、農家によると、今年は夏の暑さで実が熟すのが早いため早めの購入がよさそうです。